板状結晶 〜雪質から雪崩の危険性を判断する〜

板状結晶 〜雪質から雪崩の危険性を判断する〜

先日八ヶ岳を歩いていると、雪面の上一面にあまり見ない結晶が堆積していました。

これです👇

平べったい氷の結晶が積み重なっております。

で、この一つを手にとってみると、

大きいです。

別の角度から。

そして、ぺったんこ。

なんだかお分かりになりましたでしょうか?

冬だし雪面なんだから雪でしょ。って思った方、、、おしいっ‼️

おそらく、霜の一種である表面霜かフィルムクラストの形成途中に壊れたものがそれぞれ発達したのではないかと思われます。

はっきり言えないのは、これらの結晶が形成されるところを見たわけではないからです。

ただし、はっきり言えることもあります。これらの結晶が層となり、この上に新雪が積もると、雪崩れのリスクが高まります、、、1番ヤバイやつです。

なんでというと、平らな結晶同士は結合が脆弱だからです。ちょうど秋の登山の時に枯葉が積もった上を歩いた時に滑った経験がある方もいらっしゃると思います。

それと同じように、不安定な弱層ができ、積もった雪の重さや、登山者の歩く振動で簡単に雪崩が発生するようになります。

冬山では、夏山よりも危険性が高まることがあります。

ちなみに、ガイド山行ではこのようなリスクに対する知識や捉え方もお伝えしています。ガイドご利用時には、色々と聞いてみると安全に対する意識も高まると思います。

冬山を安全に遊び倒しちゃいましょう💪

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