またまたザックのご紹介。他にも紹介したい道具はたくさんあるのですが、ブログの閲覧数を見るとザック関連が需要あるのかなと、、、一番基本的な道具の１つですしね。
今回取り上げるのは、Mammut の『Trion Spine 35』。
マムート一押しの特許技術『Active Spine Technology』を取り入れたザックです。気になってる方も多いのではないかと思います。
では、早速見ていきましょう。
カラーはwhite/black。汚れは目立ちますが、逆に汚れが目立つのを嫌って、各社あまり出さない色なので新鮮ですね。
メインコンパートメントへは、フロントと上からアクセスできるようになっています。特にフロント部分は、大胆にパッカリと開くので、ザックの下部にしまったものを取り出しやすくなっています。
サイドには「MAMMUT」のロゴが際立ち、とてもカッコ良いです。
次に、背面です。ここに、このザックのセールスポイント、『アクティブ・スパイン・テクノロジー』が詰まっています。
背面に、しなるフレームを配する事で、ショルダー部とウエストベルト部を連結し、歩行の際に人間工学に基づく腰と肩の上下運動に、ザックの荷重を受ける部分も追従するようになっています。
また、このザックは、背面長を調整できるアジャスター付きです。
ショルダーストラップとウエストベルトには、厚めのクッション、背面部は中空になっており、背負い心地が良いだけではなく、夏の暑い時期には、熱が発散され蒸れにくくなっています。
前に紹介したマウンテンハードウェアのAL50と比べると、クッションにこんなにも差があります。
一方このザックのバッドポイントは、「重い‼️」です。
UL（ウルトラライト）ブームにより、グラム単位での軽量化を競う昨今の製品群の中において、35Ｌザックで2120gは、正直『重い』と言わざるを得ません。
上で比較対象とした、マウンハードウェアのALシリーズの35Ｌモデルの重量は765gであり約1/3の重さであることからも、このザックの重さを感じていただけるかと思います。
「で、結局どうなのよ？」となりますよね？
ずばりっ、
お勧めできるザックです‼️
理由は、使いやすさ、かっこよさ、そして何よりも背負い心地の良さです。
アクティブ・スパイン・テクノロジーは、歩いた時の負担を軽減してくれますが、一歩一歩ではその恩恵はあまり感じられないでしょう。
しかし、重いザック・長時間の山行となれば、アクティブ・スパイン・テクノロジーのザックと普通のザックではかなりの差が出てくると思います。
ULが流行る中、この重さになったのは、マムートに軽量化技術がないからではないでしょう。ということは、重量増を上回るメリットがあるということになります。おそらくそれが、厚いクッションであり、35Ｌザックにしては大きめのウエストベルト、そしてアクティブ・スパイン・テクノロジーであると考えられます。
重量というデメリットを、大きく上回るメリット。それほどに背負い心地がよろしいです。
ザックの購入を検討している方がおりましたら、是非選択肢の１つとして検討してみてください。
